2023/7/18 #家づくり #横手支店
記録的大雨
横手支店工務スタッフです。
事前情報で記録的な大雨になると聞いてはいましたが、まさかここまでとは思いもしませんでした。
テレビやスマホのニュースを見て秋田市内の状況に驚きを隠せませんでした。
秋田県内にて被害に遭われた方、まずもってお見舞い申し上げます。
前職で、岩手県の宮古市や岩泉町に台風が来た際に、床上浸水に遭われた方のところへ復旧作業のお手伝いをした経験があります。
ここではその時に行った作業内容について述べます。
天候が落ち着き、河川などの状況が落ち着いたところで、まずは水に浸かったものを外に出し、床を骨組みになるまで起こし、床下の水をポンプで排水します。
泥などが混ざっている場合は出来る限りワイパーやちりとりなどで合わせて除去します。
一度水洗いを行い、再度排水したところでホームセンターなどで購入できる「消石灰」を撒いて消毒を行います。
撒く際はゴム手袋、ゴーグル、マスクを忘れずに。
強アルカリのため、万が一目や口に入った場合は水で良く洗い流すこと。
また、作業後についても手洗いうがいを入念にすることが大事です。
撒きすぎも厳禁で、1㎡あたり1kg程度を撒きます。
その後は十分に乾燥させて床の復旧工事へ進んでいきます。
あくまでも一例ですので、被害状況や建物の構造に応じて適切な処置が必要になるかと思います。
床下までの浸水ならそもそも消毒は原則不要。
床下の掃除は土砂を取り除いた後、水洗いし、しっかり乾かせば十分という場合もあります。
また消毒として熱湯、アルコール、塩素系漂白剤、塩化ベンザルコニウムなどもあり、散布だと体に影響があるものについては布に染み込ませて葺くことも有効とのことです。
まずもって身の安全が最優先ですので、今後の天気の状況に注意しながら復旧作業に臨みたいものです。ご安全に!